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Soft Shell Buying Guide
ソフトシェルクロージングはフリースよりも耐風性が高く、防水ジャケットよりも通気性が高いジャケットです。その耐風性、柔軟性、耐久性はマウンテニアリングで使用するには理想的ですが、「ソフトシェル」は羽のように軽いものから頑丈なものまで存在するため少し混乱する可能性があります。ここでは注意すべき点を紹介していきます。
ソフトシェルのタイプ
MOUNTAIN EQUIPMENTのソフトシェルは二つのカテゴリに分類されます。それはGORE-TEX Infinium メンブレンを備えたものと、生地自体の特性を活かしてプロテクションを提供する非メンブレン/ダブルウィーブタイプです。非メンブレン/ダブルウィーブタイプの中では更にExoliteとArrow ファブリックに分類されます。
GORE-TEX Infinium ソフトシェルはePTFEメンブレンを使用し、風を遮りハイレベルな撥水性を提供します。非メンブレンタイプと比べると一般的に通気性が劣りますが優れた耐候性と耐久性があり、悪条件や寒冷地での使用に理想的です。
非メンブレン/ダブルウィーブソフトシェルは、2重織りタイプで構成される生地を使用しており、生地の表と裏の織り方が異なります。これらは完全に風を遮るのではなく耐風性がある傾向にあり、これによりメンブレンタイプと比べて非常に通気性が向上します。織り方自体が生地の防風性を大きく左右し、Exoliteの数字は生地の重量を意味します。数字が大きいほど生地が重く、一般的に耐久性と耐候性が高いことを示します。 Exoliteは伸縮性と耐風性があり、撥水処理により小雨程度の雨なら十分に水を弾きます。
防水シェル?ソフトシェル?
雨や悪天候が続く可能性がある場合は、防水シェルが必要です。 ソフトシェルは耐水性ですが、防水ではありません。 風が強く乾燥した状態では、ソフトシェルは防水シェルよりもはるかに快適に着用できます。
ソフトシェルが最適な場所
ソフトシェルは乾燥した天候や小雨のみが予想される場所で、風を防ぐためのアウターとして最適に使用できます。大雨の時には防水シェルの代わりにはなりませんが、快適性と伸縮性に優れているため、激しい動きが要求される場面やストップアンドゴーを繰り返す登山シーンにおいては防水シェルよりも優れています。保温力に関しては適度な暖かさを提供しますが、フリースやインサレーションジャケットよりは暖かくありません。こう言うとソフトシェルジャケットはニッチに聞こえるかもしれませんが、所有しているほとんどの人は、荒涼とした岩山での登山、クライミング、さわやかな雨の中のハイキング、またはスキーの降下時に着用するものとして使用頻度は非常に高いものとなっています。
ソフトシェルは単なるウィンドシェルか?
従来の「ウィンドシェル」は、通常、伸縮性がなく、耐摩耗性が低い単織りの生地です。ウィンドシェルは風を防ぎ、重量とパックサイズを節約するのに最適ですが、着用中に激しいクライミングを行うとすぐに摩耗します。また、耐水性が高くないため濡れやすく肌に張り付いてしまいます。ソフトシェルジャケットをシンプルな防風レイヤーとして機能させたい場合は、Echo Jacket やSquall Hooded Jacket のような軽量のソフトシェルでそれを実現できます。しかしながら Aerofoil Jacket はこれまでにない最軽量の二重織りのソフトシェルファブリックでできており、ウィンドシェルよりもはるかに快適で、丈夫で、耐候性に優れています。 また、伸縮性があり、濡れてしまった場合でも肌に張り付いて動きを損なうことはありません。
トレードオフ関係の快適性と保護性
一般的に耐候性が強化されると通気性と快適性が減少します。つまりは快適性と保護性はトレードオフの関係となります。以下のスケールで私たちのソフトシェル製品を比較することができますのでご覧ください。
Squall or Echo?
SquallとEchoはどちらも同じExolite 125 を使用しており、フィット感もより近くなっています。しかしこの二つは全く異なる特徴があります。Echoはほとんどのマウンテンアクティビティに使用することができる素晴らしいオールラウンダーで、使いやすい3つのポケットとフィット感のよいマウンテンフードを備えています。一方Squallはクライミングにフォーカスしたジャケットで、ワンポケット、ヘルメット着用時でも視界を遮らないフードが特長です。Echoとは異なり胸ポケットにパッカブル収納できるので簡単に持ち運ぶことができます。
シンプルに言えば、ヘルメットを着用せずに最高の日を過ごしたい場合はEcho、ヘルメットを着用する場合はSquallが最適です。
Echo, Frontier, Mission, or Vulcan?
Echo、Frontier、Mission、Vulcanは全て3ポケットのソフトシェルですが、それぞれの特徴は極めて異なります。Echoは軽量でエアロビックなアクティビティ、もしくは比較的暖かい気候の時に使用するのに最適で、生地は薄いながらも多少の保温力も持ち合わせます。Frontierは耐久性と耐候性に優れ、全てのソフトシェルの中間に位置付けられます。Missionは厚く、暖かく、重厚感があり、寒冷なコンディションでのアクティビティに適しています。また、オーバーヒートしそうな時にはピットジップを開けてクールダウンすることも可能です。Vulcan(春夏シーズン展開外)は全てのソフトシェルの中で最も暖かく、最も耐候性があります。こちらもピットジップにより体温調整が可能で、耐久性においては最も高く何年も使用可能です。
Austra Tight
今季2021SSに登場したAustra TightはExolite280で作られており、4つのポケットと安定感のあるベルトを搭載しています。シルエットはタイトフィットなことも特徴です。十分な伸縮性と確認しやすい足元はシリアスなトレッキングに適しています。
The Fine Line
ロッククライミングやアルピニズムの中で最適なラインを描くために細かく工夫されたソフトシェルラインナップを是非ご覧ください。
【Echo Hooded Jacket 取扱店】
・ME STORE大丸東京店(石井スポーツ大丸東京店内)
・ME STORE新宿店(石井スポーツ新宿東口店内)
・バッドパームス
・秀岳荘白石店
・Nattey
・好日山荘
・ヴィクトリア
・石井スポーツ
【Squall Hooded Jacket 取扱店】
・ME STORE大丸東京店(石井スポーツ大丸東京店内)
・ME STORE新宿店(石井スポーツ新宿東口店内)
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