極地探検や雪山などの過酷な状況でこそ本領を発揮する、
ゲイター、シェルレイヤーやダウン製品。命を守るために生まれた登山ウェア

雪山といえど、好天の下では山の道具の本当の価値はわからない

雪山といえど、好天の下では山の道具の本当の価値はわからない

叩きつけるような風雪や横殴りの雨から身を守るためのシェルレイヤー。休憩時やテント泊などで体温を保持する為のダウンジャケットやダウンパンツ。そのデザインは時代とともに研磨されていき、今や多くのブランドが同じような形状のものを生産するようになっています。

ただ、アウトドアブランドの真似をしただけといった風情の製品も市場には散見されます。一見同じような形をしたいわゆる「アウトドアウェア」たちですが、それぞれの違いはどこで判断されるのでしょうか?

それは、悪天候などの理由で予期せず追い込まれた窮地に立たされた時にはっきりとします。無風で暖かく、明るく快晴のなか、体力が漲った状態ではとうてい想像できない、登山ウェアを判断する上で重要なディテールというものがあるのです。

高所や雪山での数々の経験値が細部に宿る、ただの登山ウェアを超えたディテール

高所や雪山での数々の経験値が細部に宿る、ただの登山ウェアを超えたディテール

雪山など過酷な環境下において登山ウェア、つまりハードシェルに、ソフトシェルやゲイターに、そしてダウン製品に必要なディテールとはどんなものか?

それを決めるのは、それぞれを使う状況に対する明確なビジョンです。常に行動の妨げにならないことはもちろん、視界の効かない悪天候下で、極度に疲労した状態で分厚いグローブをはめ、なおかつ判断力の鈍った状態でも、迷わず正確にジッパーやドローコードの操作ができること。

そんな生死を分けるような過酷な状況を経験してきた命知らずのクライマーや冒険家から得た情報が蓄積され、絶えず改善の要求に応えるよう努力を続けています。MOUNTAIN EQUIPMENTの製品はジッパーの長さやパターン、引き手の長さなど、今も数ミリ単位の修正が行われています。